みなさんは、「死にたい衝動」に駆られたことはありませんか。実際に「一度もない」という方は少
ないのではないでしょうか。
山手心理相談室にお越しの方が「死にたい衝動」を感じる場合は主として2つパターンがあります。
1.イジメや病気・ケガ・リストラなどによる「死にたい」
2.なぜだか理由がわからないけど「死にたい」
1.については、まだ原因がはっきりしているだけ対策もとれますし、行政・司法などに頼ることが
できる分マシといえるかもしれません。ところが、2.については、仮に本人が亡くなっても、特に
遺書があるわけでもなく、周囲から見てもハッキリしないことが大部分です。
実際には、本人に分からないものを、推測することは可能であっても、周囲の方に理解できるはずが
ありませんね。
「なぜだか分からないが死にたい」衝動が別の形で強く出るのが
1リストカット・ひっかき・抜毛症
2万引き
3盗撮
4摂食障害
5メール・電話の連発
などです。ほかにも「人を呪いたくなる(笑)」などさまざま。
この「理由が分からない衝動」には発達障害が関係していることが多く、周囲の方には理由が推測で
きるのに、本人はまったく理解できていないこともあります。
1〜4までの症状を感じた方は、一度山手心理相談室をお訪ねください。(5は対応できない場合が
あります)
原因によって対処の方法は違いますし、本質的には再発の可能性が高い場合が多いです。山手心理相
談室では、表立って「万引き・盗撮を改善します」とはアピールしていませんし、また、原因により
ますが、改善が難しいことも掲載しています。
家族の方が一生懸命でも本人に改善する気がなかったり、すでに家族が離散していたり、ひとり身で
あったりで改善が困難なことも多いです。警察のお世話にならないことが目的ではなく、再発を阻止
することが目的なのに、アルコール依存症やニコチン依存症のように服薬する薬もないため「自覚」
で改善を目指すしか方法がないからです。
死にたいと思うとき、その原因がストレスにあるのか、もっと奥の「発達障害」にあるのかを当相談
室で一緒に確かめましょう。他のカウンセリングルーム等でまったく的外れの所見を言われて、どう
すれば良いのかわからない方は特に歓迎します。