○上記のとおり、症状そのものは脳機能のゆがみなので、残念ですが、現時点ではアスペルガー症候群の
治療方法は解明されていません。ということは、投薬によって改善するわけでもありません。投薬治療と
しては、症状のうちイライラ感が強い・夜よく眠れないという二次的なものに対して精神安定剤や睡眠薬
が処方されています。
アスペルガーについての説明は
アスペルガーのカウンセリングへどうぞ。
アスペルガーのもっと詳しい課題は
アスペルガー・新型うつへどうぞ。
○実際のアスペルガー症候群は「脳機能の偏り」を原因とする先天性の症状ですから、治療という方法が
とりにくいことは理解いただきやすいと思います。「考え方」に正しい・間違っているということは
少なく、あくまで「少し変わった」という状態だからです。考え方を手術で変えることができるように
なれば、時の権力者の思うままの性格が出現しかねません。
しかし、アスペルガー症候群の場合は、「絶対こうなっている」というパターンも少なく、(ひとり
ひとり大きく違うのも特徴です)アスペルガーだからこの方法で治療するというわけにもいきません。
○現在、子供のアスペルガーに行われているのが「脳トレーニング」による治療です。発達障害をかかえ
ている子供に対しては、聴覚より視覚に訴える方法が有効だそうです。
子供のアスペルガーに関しては各地に設立されている
発達障害者支援センターにおいてある程度対応し
ていただけます。大阪なら
アクト大阪がなどがあります。混雑しているとはいえ、まだ行くところは
あるのですが、それが成人ということになるとなかなか対応先が見つかりません。精神科などでも対応
できるところはありますが、 『抑制治療』つまり『対処療法』にすきないため、社会生活を楽にする
ことはできません。
山手心理では、アスペルガーについてのお問い合わせ・改善のご要望がとても多く開設(平成19年)
以来、さまざまな改善法を行ってきました。現在では、脳トレーニングによる前頭葉の活性化を含め
効果が高い手法を用いています。子供なら「お手玉」「けん玉」「フラッシュカード」「トランプ」
なども有効な方法ですが、成人の方にとっては採用しにくいケースがほとんどです。
皆様の努力に支えられ、改善に至った方も増えてきました。それはそれで嬉しいことですが、残念なこ
とに、アスペルガーという症状の本質から、他のカウンセラーや医療関係の方では対応が難しい点があ
ることも判明しています。
ー少しでも楽になっていただくためにもっと有効な方法はないのか−
その有効な方法を見極めるために、山手心理は日夜研究に励んでいます。
(ご来室の方にはアスペルガーという言葉を使用せず、わかりやすい説明をさせていただいています)
*アスペルガー症候群にはさまざまな問題があり、すべての症状に対応できるわけではありません。
改善可能かという判断は複数回のカウンセリングをお受けいただいた後になります。また、山手心理
は医療機関ではありませんので「治療」「診断」は行うことができません。採用している方法が成人
向きですので、20歳以上に限定させていただいています。
(診断書発行や健康保険適用もできません)
これらの点をご理解いただける方はぜひ一緒に改善に取り組みましょう!
興味をお持ちの方は
こちらもよろしければ。