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てんかん(心因性)のご相談HEADLINE

こころと脳のはざまにある暗黒大陸


脳は人間の臓器中でも心臓と並び特別な器官だといえるでしょう。心臓が活動に必要な栄養分を血液
に送り込んで全身に配達する役目を持っているのに対し、脳は人格や感情・理性などに深く関わりな
がら無意識的に全身の運動や代謝のコントロールを行なう司令塔としての役目を担っています。それ
だけに脳が病気になってしまった時の苦痛は他の臓器の比ではありません。

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ところが、同じように「脳の病気」であっても、「てんかん(癲癇)」の患者に対する根強い偏見が
あり、それゆえにてんかんの方ご本人のみならず、ご家族にも多大な悩みが発生します。

これをほかの脳の病気と比較するとよく分かりますが、

☆脳腫瘍・アルツハイマー・日本脳炎・パーキンソン病・もやもや病・くも膜下出血

これらの病気は、辛い状態なのは同じでも、周囲の方は比較的暖かく見守ってくれます。ところが、
「てんかん」はどうでしょうか。発作には全身がけいれんする激しいもの(大発作)から、一瞬気を
失うだけの軽いものまでさまざまです。最近では、抗てんかん剤を服用することによって発作を予防
することができるようになってきたのですが、ここにご紹介する「心因性」と呼ばれるものについては
薬の効果がほとんどない場合も多いようです。

「てんかん」についてはとても誤解が多いです。ずっと以前は「神がかり」などと呼ばれた時代もあっ
たようですが、今では一般的な病気で、患者さんは人口の1%と言われています。(医学者の発表する
数字ですから多めになっていると思いますが)突然に意識を 失ったり、けいれんを起こしたりするのが
特徴です。発症年齢は、乳幼児から高齢者までと幅広く、約80%が18歳以下で発症しています。

てんかんは大脳の疾患で、繰り返し発作を起こしますが、発作は大脳に備わる機能が様々な形で表出
します。中にはパニック発作などと同じような症状になるものもあり、カウンセリングを受ける際に
はてんかんにも理解があるカウンセラーを選択することが必要です。

精神科領域においても以前はてんかんを取り扱っていたのですが、今では脳神経外科や神経内科が管轄
になっていますので、他の要因が絡む場合(生理・ホルモン異常・不安症など)には一か所での対応が
難しく、また本来のてんかんよりも多いとも言われています。

てんかんの特徴は、ひとりの患者にほぼ同じ形の発作が繰り返して起こる点で、脳内の神経細胞が興奮
して過剰な電気信号が働くために発生します。


特に心因性てんかんについて


「てんかん」は、主に「症候性」と「特発性」に別れます。「症候性」は原因が外傷などの脳の器
質的障害によるもの。(MRIなどにキズが写るもの)「特発性」は原因不明のものです。

その中でも医師に敬遠されやすいのが、いわゆる「偽発作」です。日本てんかん学会はてんかん
発作に似てはいるが真のてんかん発作ではないものについてガイドラインを作成しました。

まずこの発作を「心因性非てんかん性発作(PNES)と名付けています。これはストレスなどの心
因(精神的要因)で、意識消失、けいれんなどの発作がおこり、しばしばてんかん発作と間違われ
やすく「偽発作」、「疑似発作」、「ヒステリー発作」ともいわれているのですが、これではまる
で「新型うつ」と同様「わざと発作を起こしている」ようなイメージがありますね。

これらの発作は発生時に「てんかん波」が出ないことで判断しますが、実際にはその場で判定でき
ないことも多いです。またこの疾患で比較的多くみられるのが「首の規則的・反復的な左右への横
振り運動」、「規則的に反復する手や足の屈伸運動」、「目的性を持った自動症(夢遊病的な)を
示す記憶喪失発作」などがあります。

てんかんが生きづらいのは、上記のような症状を総合的に判断可能な医療機関がほとんどないこと
があげられます。これは、外から見える症状がてんかんであっても、実際には要因が精神科医療
の範疇に入っている(と思われる)ために、担当科が神経内科(脳神経外科)と精神科にまたが
ってしまうからです。

精神科の医師は神経系の病気に詳しくなく、その逆もあります。そんな中で、てんかん患者とそ
のご家族はどこに言って治療を受ければよいのかが判断できず、大量投薬するような医療機関で
もありがたい存在になっています。いってみれば「暗黒大陸」だともいえるでしょう。


他にも「生理前発作」などさまざまな問題があり、単一の診療科だけでなく医学会全体での扱いが望まれています。

山手心理相談室では、通常のカウンセリングに加えて「心因性てんかん」についても以下の通りご相談
をお受けしています。医療機関ではありませんので、病気の診断はできませんし、対応の中心は心因性
てんかんを発生しにくくするための生活改善について等のご相談になります。お困りの方はどうぞお気
軽にご連絡をお願いいたします。

☆ご家族の方の精神的ケア(面談・電話・メール)

☆ご本人の場合は電話・メールでのご相談


*山手心理相談室は医療機関ではありませんので、病気の治療はできません。ひとりでも多くの方と
 お話をさせていただき、てんかんへの誤解を解消したいと考えています。