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アダルトチルドレン/夫婦問題/発達障害/うつ病/HSPのご相談・カウンセリング・sst・認知行動療法は大阪市中央区 山手心理相談室 

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夫婦と離婚HEADLINE

お金だけではない離婚問題

「夫婦」とはいったい何でしょうか。一般的には『共同の経済生活を営み、子どもが誕生した場合
二人の子として養育する男女のペア』という定義になると思いますが、民法では「夫婦は同居し、
互いに協力し扶助しなければならない」とあり、夫婦は「同居、協力、扶助」の三つの義務を履行
しなくてはならないことになっています。

     

 だからといって、実質的に破綻した二人が同居していても、お互いにガマンするだけというなんて
結婚の意味がありません。子供が関係なければ、金銭的な授受だけで関係を終了させることも可能で
すが、実際にはじっくり話し合っていない、あるいは何を話せばよいのかさえ分からずに離婚してい
る方が多いのも事実。単純に離婚するなら「夫婦間の合意」だけで完了します。

でも、いざ夫婦問題を相談しようと思った時でも、相談する相手は弁護士・行政書士・家庭裁判所・
親戚・仲人・占い師や子供までさまざまなパートナーが存在します。いったい誰に相談すれば良いの
かなど、それだけで負担が増加してしまいそうです。

 アメリカでは、夫婦を表す単語はなく、「husband and wife」というようにあくまで個人の集合
として考えますが、日本ではまだまだ「家族の一員」とする考え方が強いです。

 ご家族が険悪な関係になる前に、話し合いを持つことが必要ではと私たちは考えています。


さまざまな夫婦のあり方

                           
 夫(妻)がひょっとして病気なのではないか・・・・そうお考えの方もお気軽にご連絡ください。


結婚生活

「結婚」とはいったいどんなものなのでしょうか。愛し合って結ばれた2人(最近は”できちゃった婚”
などそうではない場合も増えましたが)が二人の間の感情を「愛情」として認識できるのは通常3ヶ
月から3年までといわれています。

「シンデレラ」や「白雪姫」などのおとぎ話ではそれぞれヒロインが王子様と結ばれて、それでめで
たし、めでたしというエンディングになっています。

実際の結婚生活ではそこからが「スタート」なのですね。子どもを作る・作らないは別にして、「愛
情期」が終われば、2人の間には「情」あるいは「仲間」という意識が芽生えてきます。友人・恋人
としては良い相性であったとしても、「同志」や「友人」として相手を見ると、どうしてもガマンで
きないこともあったりします。それがフツウの感覚です。

一般的な夫婦・家族カウンセリングをお受けになった方はご存知でしょうが、心理的な乖離だけで夫
婦関係が悪化するケースはむしろ少ないのが現状です。

経済問題・不倫・嫁姑・子供・リストラ・単身赴任など夫婦の間にかかわる問題は、それこそ星の数
ほど存在します。その一部だけをカウンセリングで対応するのは難しいです。
山手心理の夫婦カウン
セリングはそれらを総合的に判断し、さらに性格面ではなくアスペルガー症候群やその他発達障害な
どの「障害」を抱えていることも加味したカウンセリングを行いますので、より実務的な解決が図れ
ます。


 (夫婦を仲良くさせるのが目的ではありません。お互いがベターな結果になるようにということです) 


倦怠期

『相手にあきあきしてくる時期・退屈してくる時期』という意味です。相手に飽きて、これ以上(性
行為や子育てなども含めて)「もうやってられない」という気持ちになります。

結婚前の交際も含めて、付き合いが長くなれば必ず訪れる、避けては通れない過程です。

 (反抗期と同じだと考えると分かりやすいかもしれません)

倦怠期は結婚生活にはつきものです。飽きてくる、退屈になるという心理状態は、たとえば犬やネコ
にも散見されるものですから、本能的な現象ということができるため、いくら引き留めようとしても
どうしようもありません。浮気・不倫なども発生しやすくなってきます。妻が妊娠でもしていればな
おさらですね。

「倦怠期だからしょうがない」と甘く考えていると取り返しのつかない方向に行く可能性が出てきま
す。

夫婦の絆


浮気や不倫の代償は高くついてしまいますね。金銭面でも、心理面でも。できればそうなる前にお互
いが無心で話し合うことが必要です。

しかし、一度切れた「夫婦の絆」を復活させるのは難しいのです。この問題は様々な視点から考え気持ちだけで一応の修復を行ったとしても、実際にはすぐまた破綻ということも多く、再構築の方法はさまざまなっ観点から考えておくことが重要です。

○金銭面

ここはハッキリしています。いざ離婚となれば、住居だけでも2つになりますから。子どもがいれば養育費(子ども一人当たり平均10万円/月)や住居費・慰謝料や弁護士費用などが必要です。10万単位ではすまない場合が圧倒的です。

さらに、住居を売却したとすると、多額の売却損が発生します。熟年離婚などで、妻が有利な場合もあります。

○家族面

子どもがいれば、その子に与える影響は非常に大きいものがあります。親権をどちらがとるかというだけでなく、メンタル面からアダルトチルドレンになる(なっている)可能性が高くなります。

たとえば、再婚した場合などは、配偶者から実の子でないという理由で虐待や育児放棄を受けるケースもあります。そうならなくても、子どもは義理の親に対してどうしても言いたいことが言えません。ガマンばかりすることが社会に出るまで(あるいは出てからも)続きます。

○法律面

ここでも、離婚すると「相続」という問題が発生します。子どものいない場合には関係ありませんが、夫婦の実子は両親の遺産を相続する権利がありますので、いざという時には問題が発生します。しかも、いつか必ずです。

○感情面

夫婦の間に「愛情」があったために、結婚へと進むのが通常ですが、イヤになってしまったものはどうしようもありません。また、場合によっては配偶者がうつになったり、アスペルガーやADHDという診断を受ける場合も増加しています。


総合的に考えると、基本的には離婚は得策ではありません。


しかし、 感情面の要因>金銭・家族・法律面の要因  という場合にはガマンせず離婚に踏み切っても構わないでしょう。山手心理ではこれらのさまざまな角度から「夫婦関係」について調整を行います。最初から「離婚」ありきではありませんので、じっくりと「自分の人生」について考えましょう。 

夫婦が話し合いをするには様々な方法があります。離婚が決まっているなら弁護士や行政書士などの事務所をお訪ねになると良いです。法的手段を用いた安価な調整方法として「夫婦円満調停」があります。これは、裁判所を通じて夫婦関係の修復を図るものですが、突然呼び出しが来るなど、感情的にもつれることもあります。

どちらにせよ、裁判をして夫婦が仲良くなるというのは考えにくいように思います。

また、一種の妥協案として「別居」がありますが、よほどうまく調整しなければ、上記のようなケースもあり、長期間の苦痛をもたらすだけになってしまうことが多いようです。時期や条件をきちんと決めることが大切ですね。