山手心理相談室では、コミュニケーション能力向上と認知能力向上を中心に、一人ひとり違う症状の改善に取り組んでいます。トレーニングは原則マンツーマンで行います。単に手順を覚えていただくのではなく、脳内回路がスムーズに流れるよう、思考力向上のSSTを併用するケースが多いです。このコースでは2週間に1回以上のご来室を前提とさせていただきます。
(画像はイメージです。実際にはソファにお座りいただき、応接セットを挟んで対面形式で行います)
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トレーニングの改善例
1相手に「説明」する
大学までは「優秀」だといわれてきたのに、社会人になって急に「ちゃんと説明しろ!」「イミ分かんねえし!」などと怒鳴られることが増えました。自分だけ怒られるのでパワハラかとも思いましたが、先輩や同期には「そりゃ、オマエの説明ズレすぎだよ」と言われます。イッタイゼンタイ、どうすれば良いのでしょうか。
説明とは、そのこと(今から説明すること)を知らない人や分からない人に、理解してもらうために行うものです。 ですから、相手が知らない部分を飛ばしたら説明とはいえません。 説明を終えて、相手がけげんそうな顔をしていたら、「なぜ、こんな簡単なことが理解できないのだろう」と相手の理解力に腹を立てる前に、自分の説明力を疑った方が良いと思います。
説明が苦手な場合、主に以下のケースがあります。
1.「証明」や「解説」と間違っている
野球解説などを見ていると、「今行ったプレイ」について言及していることが多いですね。説明と同じように、「結論」から話を始めるのは良いのですが、相手の求めるものではなく、自分が理解した手順をそのまま話してしまいますので、「相手が知らないこと」を飛ばしていることが多いです。
2.話がバラバラになる
自分では理解しているつもりでも、順番を確立してのものではないために、たとえば話のポイントが5つあるとすれば、1⇒3⇒5と4⇒1 という具合にバラバラに話を続けます。相手がよほど頭脳明晰または同じくらいその件について知識のある方でなければ、サッパリ理解できません。
2.家族や仲間内での雑談
「雑談」という字のとおり、この話には「正解」がありません。にもかかわらず、なぜか「この話は間違っている」あるいは「意味不明」など相手の話をうまくとらえられません。
当然、自分からも話を触れませんので、宴会やミーティングでは沈黙することになります。原因は上記に比べて幅広いため、一人ひとりに適合した対応を行っています。
その他さまざまな症状に対応します。ぜひ一度ご来室ください。(下記は除く)
トレーニングでは改善できない症状
一般のカウンセリングも同じですが、脳に機能的な(画像診断できる)症状がある場合や、サイコパス(自分ができないと感じる能力が欠如)や境界性パーソナリティ障害(バカにされたと感じてしまう)の方には対応できません。
また、せっかくトレーニングを開始しても、2週間に1回以上お越しいただけない場合や、練習すること自体が辛すぎる時には、カウンセリングコースへの変更等をお願いすることがございますのでご理解ください。