かなり昔、といっても江戸時代や明治時代さらには平安時代までさかのぼるという
古いお話でもありませんが、昭和の終わりごろまでは、サザエさんでおなじみの
祖父母・子供夫婦・孫二人という家庭が標準家庭だとされていました。でも最近
だと、当相談室にお越しの方の場合は平均で1,5人家族というところですから、単
身生活されている方がとても多いということになります。
たとえば、そんな方が結婚されて、子供が生まれたとすると、お母さんの肩に「子育て」
が重くのしかかってきますね。お義母さんがアスペルガーだったりアダルトチルドレン
だったりすると、昔なら親族一同が集まって育てていたような場合でも、たったひとりで
育てなければなりません。
そのママが教えてくれることって、絶対に偏りがありますから、子供はそれを覚えて大き
くなります。
★近所の人が来てもインターホンにさえ出ない。
★ママ友の集まりにはいかない。
★親戚付き合いなんてむろんなし。
さあ、この状態で成長してきた子供に「社交性」が身につくのでしょうか・・・・。
Fさん(40歳)のお話です。
『僕は立派な父と母に育てていただきました。子供も3歳になったので、冗談を言ったりする
のですが、僕の辞書には「冗談」など存在しません。したがって子供にも許可しません。
食事の時には学術用語を使うよう嫁に指示しました』
・・・・・・将来が楽しみ・・・・かもしれませんね。
なぜ憎みあうの?ママと私