最近「矛盾」といえば「矛盾(ほこたて)対決」とイメージする方も多いと思います。
もともと、古代中国の『韓非子』の故事に基づくものです。
楚の国の矛と盾を売り歩く商人が、矛を売る時は「この矛はとても鋭いので、どんな堅い
盾でも突き通す」と言い 、盾を売る時は「この盾はとても堅いので、どんな鋭い矛でも
突き通せない」と言ってセールスしていたというものですね。
アスペルガーの方に関するテストも様々なものがありますが、文字を介して行うものに
はどうしても矛盾が生じます。
つまり、
『文章を額面通りにしか受け取りにくいアスペルガーなど発達障害の方に、文章の
意味を考えて、自分の感情を答えていただく』
ということですね。
例を挙げれば「あなたは論理的に物事を考えますか」という質問には、「論理的な時も
あれば非論理的なこともある」としかASの方には答えようがありません。それを無理して
回答させると、実際と大きくずれが生じることがあります。
Wさん(27歳)のご自慢です。
『僕は会社の方に「お前、アスペルガー診断を受けてこい」と言われて受けに行ってきました。
得意や苦手はありましたが、自己診断ではまったくアスペルガーとは思っていませんでした。
これで会社の方にも理解してもらえそうです』