アダルトチルドレンがなぜ困ったことになるのかはずっと記載していますが、なかでも重要なのが
「出自(しゅつじ)」という問題です。出自は、よく差別問題などで取り上げられますが、ここでの
意味は「どんな親・家庭で生まれるか」ということです。
子供にとって、生まれてくる家庭は選べませんが、困った親には次のようなものがあります。
愛情がない
経済力がない
子どもに興味がない
@教育だけは熱心だが、できない場合にはとてつもなく子供を怒る。
A飲酒や異性に溺れ、子供を顧みない。
B「パパは外国航路の船長だから」と言われて育ち、大人になって仰天する。
C生活は中流以上なのに、親がアスペルガー症候群らしく、子供に興味がない。
Dとにかく子供を放置し、死んでもかまわない子くらいに考えている。
そんな子供は、もともと「低いヒエラルキー*」で育ちます。金銭的には高い場合もあるの
ですが、親に遊んでもらえなかったり、家族旅行にも行けない不仲な家庭に育つと、
自分自身に打ち勝って成長しても、頑張れば頑張るほど「高いヒエラルキー」の人間と競わなければなりません。
「コネクション」などもその典型例です。父のコネで一流企業に入ったりするのは、みなさんにも
覚えのある方が多いでしょう。
上記の中でも、経済的に高い@BCはまだマシかもしれませんが、高いヒエラルキーに
見合わない低い能力を持った子供も、逆に不幸なのかもしれません。
少しでも幸せになろうとするなら、お金持ちになることも必要かもしれませんが、目に
見えない「人格」を高めることが最も大切なのでしょうね。
自分の「ヒエラルキー」を高めるお手伝いは、山手心理相談室にお任せください。
*ヒエラルキーは「階層(主として組織の)」を指す言葉です。たとえば、宗教団体における「教祖」
と「信者」の間にいくつもの階層があることを示しています。
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