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山手心理相談室は大阪市中央区にあるカウンセリング・スキルトレーニングルームです。

グリーフケアHEADLINE

カウンセリングルームでは難しい

グリーフケアとは、身近な人と死別して悲嘆に暮れる
人が、その悲しみから立ち直れるようそばにいて支援
すること、その悲しさ・辛さを乗り越え、立ち直り、再び
日常生活に適応していくことを見守ってゆく(ケアす
る)ことを指します。

   
グリーフケアは、もともとヨーロッパやアメリカの病院
で、死亡した患者に対して実施されてきたものです。

わが国においては、国民性の相違もあって広まってい
るとはいえませんし、方法を理解している方は少ないと
いえるでしょう。ちなみに、上智大学が研究所を設立し
たのが起源だといわれています。しかし、家族を失っ
た悲しみの回復を商売にする方も見られ、システム
の確立は難しいように思います。


アメリカ・イギリス・オーストラリア等では、患者が亡く
なった後もその方のパートナーなど遺族が定期的に
その病院を訪れ、現在の状態を確認してもらってアド
バイスを受けるという対応を行っています。

グリーフケアの場合、残された方の悲しみに大きな差
があり、一時的に境界性パーソナリティ障害の方のよ
うな行動をとることもあります。